書店で出会った大人の絵本に心惹かれる
今週のお題「読書の秋」が好評で延長されていますね。
私は今日、大学の参考書を買うために書店を訪れたが気がつけば1時間以上も書店で過ごしていた。
大学構内にあるコンビニより少し大きいぐらいの書店だが、それでも欲しい本がありすぎて選べないぐらい。
だって経済学も政治学も文学も語学も全部知りたい(二兎を追う者は一兎をも得ず)
講義よりもずっと書店に引きこもりたい。
そして、大学構内にも関わらず小さな絵本コーナーがある。そこには大人向けの絵本が数十冊置いてある。
絵本って子供が読むイメージが強いが、大人へ向けた絵本も以外とあることに驚いた。
本日は私が書店でおもわず手にとった「ことば」をテーマにした絵本を紹介します。
なお、以下で貼ったアマゾンのリンクでは、なか見が少し見れるので良かったら見てみて下さい。
1. なくなりそうな世界のことば
題名のとおり、世界で使う人がごく少数のため近いうちに無くなる言語を紹介している。
この色鉛筆で書かれたような優しい表紙を横目に手に取らずにはいられなかった。
私はこういった優しい絵が大好きで、見ていると心が温まり優しい気持ちになれる。
そしてページをめくるとさまざまな絶滅寸前の言語が紹介されており、横にはその人たちに関係のある文化や風習が温かみのある絵で表現されている。
この本をパラパラみて思ったのが、「言語も生きている」ということ。
「絶滅危惧種の動物」はよく耳にするが、さまざまな言語や文化も私たちの知らない所で少しずつ絶滅していっている。
それはある意味仕方のないことかもしれないが、昔の人々が創り上げてきたものが跡形もなく消えてしまうのは何だか物寂しい。
そんな感情にさせてくれる絵本だった。
2. 誰も知らない世界のことわざ
そして「なくなりそうな世界のことば」と同じ出版社が出しているこの絵本。
これも題名通りで、世界の不思議なことわざを紹介している。
絵本を開くとことわざの意味とそれに関連する可愛らしい絵が描かれている。
どのことわざも一見意味が分からないのがまた面白い。
例えば、ペルシア語の「あなたのレバーをいただきます。」(君の膵臓を食べたい的な 笑)
このことわざは深い愛情を表現しているそうだ。
日本人の感覚からしたら、「どんなサイコパスだよ」って思ってしまった。でもきっと向こうの文化からしたら、普通なんだろうなぁ。その文化の違いが本当に面白い。
3. 翻訳できない世界の言葉
この絵本を手にとるまでは「翻訳できない世界のことば」というものを上手くイメージできなかった。めっちゃ難しい言葉なのかなぁとか、日本にはないような他国の伝統的な物を指す言葉なのかなぁとか。
開いてみると、フィンランド語で「PORONKUSEMA」と書いてある。どれどれ、と日本語訳を読んでみる。
「トナカイが休憩なしで疲れずに移動できる距離」!?
なるほど、確かに翻訳できない。
というかフィンランドらしい。サンタクロースがめっちゃ使いそうな言葉 笑
ちなみに日本の言葉もエントリーしていました。気になる方は見てみて下さい!
4. まとめ
同じ出版社ばかりで申し訳ないですが、本当に3つとも紹介する価値があるいい絵本だと思ったので記事にしてみました。
普段は漫画や新書、自分が興味のある分野の本を読むことが圧倒的に多いですが、
せっかくなので大人向けの絵本も手にとってみて下さい。
普段読む本とは違った暖かな気持ちになると思いますよ♪